ReactをはじめとするフロントエンドUI開発を中心に、課題管理システムや社内ツール、Web会議システムなど幅広い開発に携わってきたKさん。SESエンジニアとして多様な現場を経験する中で、「腰を据えてチームで開発に取り組みたい」という思いが強まり、この度みんなの銀行への転職を決意されました。転職を考えたきっかけや入社の決め手、そして今後のキャリアビジョンについて詳しくお聞きしました。
プロフィール
Kさん
海外出身のフロントエンドエンジニア。約5年間、Reactを中心に課題管理システムや社内ツール、Web会議システムなど、さまざまなWebアプリケーション開発に携わる。人とのつながりを大切にしながらものづくりに向き合い、さらなるスキルアップと働き方の改善を求めて、株式会社みんなの銀行への転職を決意した。
「結果が見える面白さ」に惹かれ、フロントエンドの道へ

——これまでのご経歴について教えてください。
フロントエンドエンジニアとして、約5年間にわたり開発に携わってきました。主にReactを用いて、さまざまなWebアプリケーション開発を経験しており、UX/UI領域も得意分野の一つです。
——フロントエンドを選ばれた理由はありますか?
もともとものづくりが好きだったことが大きな理由です。フロントエンドは、自分が実装したものが画面上で直接変化として現れるところに面白さを感じていました。色やアニメーション、ユーザーが実際に触れるインターフェースを作り上げていく過程に魅力を感じ、バックエンドと比較したときに「成果が可視化される」フロントエンドが自分の性質に合っていると判断しました。
「Suicaで入退室できるシステム」が印象的だった
——これまでどんな開発に携わってきましたか?
課題管理システムや社内ツール、ZoomのようなWeb会議システムなど、多岐にわたるWebアプリケーション開発を経験してきました。案件単位で開発に参画することが多く、3か月から半年ほどで次の案件へ移行するケースもありました。その分、幅広いサービスや技術スタックに触れる機会を得られたことは、大きな財産になっています。
——特に印象に残っている案件はありますか?
SuicaやPASMOを活用した入退室管理システムの開発です。デスクトップアプリケーション上でカード情報を読み取り、そのデータをAWSへ送信・管理する仕組みを構築しました。社員証の代わりに交通系ICカードをそのまま入室に利用できるシステムで、日常的に広く普及しているカードを別用途に応用するという発想が非常にユニークで、印象深いプロジェクトでした。
「人とのつながりを大切にしたい」SESで感じた働き方への違和感

——今回、転職活動を始めたきっかけを教えてください。
最大の要因は、SESという働き方が自身のスタイルに合わないと感じたことです。私は人間関係を非常に重視するタイプなのですが、SESでは案件ごとに現場が変わることが多く、良好なチームの関係を築けたとしても、数か月後には関係が途切れてしまいます。
もちろん、多様な現場を経験できるというSES固有のメリットは理解しています。しかし、「同じチームで継続的にものづくりに取り組みたい」という思いが徐々に強くなり、「腰を据えて開発できる環境に挑戦したい」と考えるようになったことが、今回の転職活動のきっかけです。
——かなり慎重に考えられた末の転職だったのですね。
そうです。もともと転職を繰り返したいタイプではなく、「現状が改善される可能性もあるのではないか」と最後まで自問しながら悩みました。だからこそ今回は、単に環境を変えることが目的の転職ではなく、自分がこれからどのように働いていきたいかを真剣に考えた末の決断だったと思っています。
転職活動で譲れなかった条件——「腰を据えて働ける環境」
——転職活動において、どのような点を重視されましたか?
大前提として「SES以外の雇用形態であること」を条件としていました。そのうえで重視した要件は、①自社開発であること、②リモート勤務など柔軟な働き方が可能であること、③技術的成長が見込める環境であること、の3点です。
子どもがいるため、働き方の柔軟性は特に重要視していました。毎日のフルリモートにこだわるわけではありませんが、必要に応じてリモート勤務ができる環境を求めていました。また、将来的にはフロントエンドにとどまらず、バックエンドやモバイルアプリ開発にも挑戦したいと考えていたため、技術領域を広げられる環境かどうかも重要な判断基準でした。
「自分を必要としてくれている」と感じた入社の決め手
——みんなの銀行へ入社を決めた理由を教えてください。
最も大きかったのは、「自分を大切にしてもらえる会社だ」と実感できたことです。内定のご連絡をいただいた際に、「なぜKさんにご入社いただきたいのか」を丁寧に説明していただき、その誠実さに強く惹かれました。
また、子どもの送迎などで一時的に業務を離れる場合でも、後から業務を調整すれば問題ないとお聞きし、「家族との時間を大切にしながら長く働ける職場だ」と感じました。
——働き方の面でも安心感を得られたのですね。
はい。社員の方々とお話しする中で、リモート勤務やフレックス制度が制度としてだけでなく、実際に日常的に活用されている印象を受けました。制度と実態が一致していることを確認できたことで、「ここであれば無理なく長期的に働けるだろう」という確信を持てました。
子どもの誕生を機に、お金への向き合い方が変わった
——FinTech業界に興味を持たれたきっかけをお聞かせください。
以前はFinTech業界に特段の関心があったわけではありませんでした。
しかし、子どもが生まれたことを機に、お金に対する考え方が大きく変わりました。それまでは自分自身の消費が中心でしたが、今は家族の将来を見据えてお金の管理・運用を意識するようになりました。そのタイミングでFinTech業界に身を置けば、サービス開発を通じて金融知識も深められるのではないかと考え、興味を持つようになりました。
「新しい技術に挑戦できる環境」が今は楽しみ

——入社後、特に楽しみにしていることはありますか?
新しい技術スタックへの挑戦です。
これまではReactを中心に開発してきましたが、みんなの銀行ではAngularを使用する予定です。Angularの実務経験はまだありませんが、ReactからAngularへ移行するエンジニアも多いと伺っており、大きな不安は感じていません。むしろ、新しいフレームワークを習得しながら開発できることを楽しみにしています。もともとチャレンジが好きな性格ですので、フロントエンドにとどまらず、バックエンドやモバイルアプリ開発にも段階的に領域を広げていきたいと考えています。
もともとチャレンジすることが好きなので、今後はフロントエンドだけでなく、バックエンドやモバイルアプリなどにも少しずつ領域を広げていきたいと考えています。
——今後のキャリアについて教えてください。
まずはAngularへのキャッチアップを図り、フロントエンド領域でしっかりと成果を出すことが直近の目標です。その後は、バックエンドやモバイルアプリ開発など、より広い技術領域に挑戦したいと考えています。一方で、マネジメント中心のキャリアよりも、自ら手を動かして開発に携わり続けることを望んでいます。もともとものづくりへの情熱が出発点にあるので、将来的には技術面でチームをリードするテックリードを目指していきたいと思っています。
「まず相談してみること」が転職活動の第一歩
——最後に、転職を検討しているエンジニアへメッセージをお願いします。
転職するかどうかは、最初から結論を出す必要はないと思います。まずは信頼できる人に相談したり、自分の考えを紙に書き出して整理したりするだけでも、新たな気づきが生まれることがあります。実際に話してみることで、「自分に合う環境がほかにあるかもしれない」と視野が広がることもあるのではないでしょうか。
また、「ここだけは譲れない」という条件を事前に明確にしておくことを強くお勧めします。働き方なのか、技術環境なのか、職場の人間関係なのか——優先事項を整理したうえで転職活動に臨むことで、自分に合った会社との出会いにつながると思います。
【編集後記】
「転職はできれば何度もしたくない」——そう語るKさんの言葉が、今回の取材を通じて最も印象に残りました。
SESエンジニアとして幅広い現場を経験しながらも、「人とのつながりを大切にしたい」という一貫した価値観を持ち続けてきたKさん。その思いは、技術的なキャリア選択だけでなく、職場環境や働き方を選ぶ軸にもなっていました。
転職活動において、条件の優先順位を明確に持ち、「なぜ自分に来てほしいのか」を丁寧に伝えてくれた会社を選んだという判断には、Kさんらしい誠実さが表れていると感じます。
技術への情熱と、人とのつながりを大切にする姿勢——その二つを軸に、みんなの銀行でどのようなキャリアを築いていくのか、今後の活躍がとても楽しみです。



