院内SEはきつい?やめとけと言われる理由や向いている人を解説!

院内SEは医療機関に常駐するシステムエンジニアで、多くのやりがいがある職種です。しかし、人によってはきついと感じることもあります。院内SEのどんな点がきついのか、自分にとって「きつい」と感じるのかどうかを知っておけば、実際に院内SEとして勤務してからのギャップを減らすことができます。

そこでこの記事では、院内SEはきついといわれる8つの理由と、働くメリット、向いている人を詳しく紹介します。院内SEを詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

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院内SEとは

院内SEとは、医療機関で院内システムやPC、周辺機器の管理を担当するシステムエンジニアです。医師や看護師など多職種と連携し、システムの橋渡し役を担うのが主な役割です。

具体的には、電子カルテや医療事務用システムの保守やトラブル対応など幅広い業務をこなす「IT周りの便利屋」として重要な役割を担います。

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院内SEがきついと言われる理由

院内SEがきついと言われる主な理由は以下の8つです。院内SEとなったあとでイメージと違ったことがないように、事前に理解しておくのがおすすめです。

  • 現場からのプレッシャーが強い
  • 技術より調整力が求められる
  • システムやPCの入れ替え時が大変
  • 医療に使うシステムならではの責任がある
  • 最新のITスキルが身につきにくい
  • 職員とのコミュニケーション
  • 休日に連絡が来ることがある
  • 院内SE以外の仕事もすることがある

それぞれ解説していきます。

現場からのプレッシャーが強い

院内SEは、現場からのプレッシャーが強い場合があるため、きついと言われることがあります。電子カルテや予約システムのトラブルが診療に直結するため、問題発生時は迅速な対応が求められ、クレームにつながるケースもあります。

また、複数の部署から同時に依頼が舞い込むこともあり、それぞれの優先度を考えながら対応する必要があります。さらに、ITの専門知識がない現場のスタッフに分かりやすく説明しながら作業を進める場面も多く、精神的な負担が大きくなりがちです。

しかし、システムの安定稼働が強く求められるのは院内SEに限った話ではなく、業界を問わずシステムエンジニア全般に共通する責任です。特にミッションクリティカルな分野では、どのSEもプレッシャーを感じる場面があります。そのため、院内SEの仕事に限って特別に過酷というわけではなく、環境や人間関係、業務量によって感じ方は変わってくるでしょう。

技術より調整力が求められる

院内SEは、技術力よりも調整力が求められやすく、関係者間で板挟みとなる場面があるときついと感じやすいです。

病院内では、医師、看護師、事務スタッフなど、多職種が関わるため、それぞれの意見を調整しながらシステム運用を行う必要があります。例えば、新しいシステムを導入する際には、各部署の要望をまとめ、導入後の混乱を防ぐための教育やサポートも担当しなければなりません。

さらに、コストや運用面での制約もあるため、すべての希望を叶えることが難しく、関係者の間で板挟みになることも少なくありません。こうした調整業務が中心となるため、ITエンジニアとしての技術力よりも、折衝力や交渉力が問われる場面が多くなり、ストレスを感じることが増える要因となります。

調整力や折衝力が重視されるのは院内SEに限らず、一般企業の情シスやSIerなどでも共通して求められるスキルです。そのため、院内SEとしての経験は他業界でも活かせる場面が多くあります。

システムやPCの入れ替え時が大変

病院では、システムやPCの入れ替え作業を通常の診療時間内に行うことが難しく、夜間や休日に作業を行うことが多くなります。こうした深夜や休日の作業対応は、医療現場特有の事情もありますが、24時間稼働するインフラや流通などでも同様の対応が求められることがあります。

特に電子カルテのような重要なシステムの入れ替え時には、データの移行データ移行や動作確認に加えて、トラブルなく切り替えるための綿密な準備が必要です。

さらに、現場スタッフ向けの研修や導入後のサポートも発生するため、単なる機器交換にとどまらず、長時間労働や負担の大きい業務になりやすい点が、きついと感じられる一因となっています。

医療に使うシステムならではの責任がある

院内SEには、医療に使うシステムならではの責任があるため、きついといわれる理由の一つとなっています。一般的な企業のITシステムと異なり、医療機関で扱うシステムは人命に関わる可能性があるため、トラブルが発生した際の影響が非常に大きいです。

たとえば、電子カルテの表示不具合や連携システムのトラブルにより、診療に必要な情報が確認できない状況が発生すると、現場が混乱し、対応に追われることになります。システムの安定稼働を保つために、常に慎重な運用が求められます。また、セキュリティや個人情報保護の観点からも厳しい管理が求められ、対応範囲が広くなることが院内SEの負担を増やす要因の一つとなっています。

医療システムは診療や判断の土台となる情報を支えるインフラであり、院内SEの業務は間接的ながら医療現場を支える重要な役割を担っています。そのため、他業種と比べて責任の重さを感じやすい場面があるのも事実です。

最新のITスキルが身につきにくい

医療現場では安定性や安全性が最優先されるため、新しい技術の導入には慎重にならざるを得ず、最先端のITスキルを磨く機会が少なくなりがちです。新しいシステムを提案しても、現場の事情で受け入れられない場合も多いため、最新のITスキルを磨きたいエンジニアにとってはきついと感じる場面があります。

特にクラウドやAI、最新の開発技術を活用する機会が少なくなり、エンジニアとしての成長を実感しにくい場合があります。

また、病院のITインフラは長期間使われることが多く、新しい技術を導入しようとしても、現場の負担やコスト面を理由に見送られることが少なくありません。ただし、こうした傾向は院内SEに限らず、開発業務の少ない一般企業の社内SEでも共通して見られる課題です。安定運用を担う役割である以上、最先端技術に触れる機会が限られるのは一定程度やむを得ない側面があります。

職員とのコミュニケーション

院内SEは、医師や看護師、事務職員など多くの職種の人と関わるため、柔軟なコミュニケーション能力が求められます。しかし、医療従事者は常に忙しく、システムの話をじっくり聞く時間を取れないことが多いです。短時間で分かりやすく説明し、スムーズに理解してもらう工夫が必要になります。

さらに、システムのトラブルが起こると、現場の職員から厳しい反応を受けることもあります。院内SEは単にシステムを管理するだけでなく、医療従事者のサポート役としてもうまく立ち回る必要があるため、きついと感じやすい場面もあるでしょう。

こうしたユーザー対応に関するストレスや調整力の必要性は、院内SEに限らず社内SEや情報システム部門全般に共通する要素です。利用者と密に関わる立場だからこそ、信頼関係を築けるやりがいも大きい仕事です。

休日に連絡が来ることがある

院内のシステムは診療時間外や夜間も稼働しているため、トラブルが発生した際には休日でも対応を求められることがあります。

特に小規模な病院ではSEの人数が限られていたり、外部ベンダーへの委託体制が整っていないこともあり、オンコールのような形で院内SEが対応せざるを得ない場合もあるでしょう。緊急時には現場から直接連絡が入ることもあり、状況によってはプライベートとの切り分けが難しくなることもあります。

ただし、すべての医療機関で休日対応が頻発するわけではなく、委託先との分担や体制によって負担の度合いは大きく異なります。

院内SE以外の仕事もすることがある

院内SEはシステム管理だけでなく、病院の総務業務や庶務的な仕事を任されることがあります。

医療機関の規模や人員配置によっては、職員向けの研修資料の作成や広報業務、院内イベントの運営など、ITとは直接関係のない業務を任されることもあり、専門性を活かしにくいと感じる場面が出てくる可能性もあります。

結果として、思うようにシステム管理に集中できないことが悩みの種となることもあります。

院内SEで働くメリット

院内SEとして働くメリットは主に以下の4つです。一つずつ解説していきます。

  • やりがいの多い仕事
  • 残業が少ない
  • 出向や出張はほとんどない
  • 給料が安定している

やりがいの大きい仕事

院内SEは、医療現場のIT化を支援し、電子カルテや医療システムの運用を通じて患者の治療や医療の質の向上に貢献できる職種です。医療従事者の業務を支え、円滑な診療が行えるようにすることは、病院全体の効率化につながるため、やりがいの多い仕事といえるでしょう。

また、患者さんの安全や安心に関わるシステムを扱うため、自分の仕事が社会に与える影響が大きいことを実感しやすい傾向があります。医療機関にとってITは欠かせない存在であり、その運用を支える院内SEの役割は重要です。

こうした点から、自分の仕事が人の役に立っていると感じられる機会が多く、やりがいを持って働ける環境といえるのが、院内SEのメリットといえます。

残業が少ない

院内SEはシステムの安定稼働が目的であるため、トラブルが発生しなければ定時で帰れることが多いです。企業のSEのように納期やプロジェクトの進捗管理に追われることが少なく、比較的落ち着いた働き方ができるのが院内SEとして働くメリットの1つです。

もちろん、システムの入れ替え時や障害対応の際には残業が発生することもありますが、日常的に長時間労働が続くわけではありません。そのため、ワークライフバランスを保ちやすく、プライベートの時間を確保しやすい職場環境があるのも院内SEのメリットといえるでしょう。

出向や出張はほとんどない

院内SEの業務は基本的に医療機関内で完結するため、出向や長期出張はほとんど発生しません。
一般企業のSEでは、クライアント先への常駐や全国への出張が求められることもありますが、院内SEは病院のシステムを継続的に管理する役割が中心です。そのため、移動の負担が少ないのは大きなメリットといえます。

研修や勉強会、医療系の展示会などに参加する機会はありますが、頻度は高くなく、日常的に外出する必要はほとんどありません。同じ職場で腰を据えて働きたい人にとっては、安定した勤務環境が魅力となるでしょう。

給料が安定している

病院は景気の影響を受けにくい業種であるため、院内SEの給与も比較的安定しているのが特徴です。医療機関は社会インフラとしての役割を担っており、公的な支援が入りやすいことから、経営が極端に悪化するケースは少なく、給与の大幅な変動やボーナスの大幅減額といったリスクも抑えられます。

このように、安定した給与体系のもとで働ける環境は、長く安心してキャリアを築きたい人にとって大きなメリットといえるでしょう。

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院内SEに向いている人

院内SEは、専門性と人間力の両方が求められる仕事です。向いているタイプを事前に知っておくことで、入職後のギャップや後悔を避けやすくなります。ここでは、院内SEに向いている人の特徴を3つご紹介します。

  • ワークライフバランスを重視したい人
  • コミュニケーションが得意な人
  • ニーズに素直に応えられる人

ワークライフバランスを重視したい人

院内SEは、システムの安定運用がメイン業務。大きなトラブルがなければ定時で退勤できることが多く、プライベートの時間を確保しやすい職種です。

さらに医療機関は、経営が安定しているところが多く、急な人員整理や給与の大幅カットといったリスクも比較的少ないといえます。副業や自己学習に取り組みたい人、家庭と両立しながら働きたい人にとって、無理のない働き方ができる環境といえるでしょう。

コミュニケーションが得意

院内SEは、医師や看護師、事務職員など、ITに詳しくない人と接する機会が多くあります。そのため、専門的な内容を分かりやすく説明し、相手の理解をサポートできるコミュニケーション能力が求められる傾向があります。特にシステムのトラブル対応時には、落ち着いて状況を説明し、適切に対応することが重要です。

また、病院の業務が円滑に進むように、現場の要望を聞きながら調整する力も求められます。コミュニケーションが得意な人にとって、院内SEはやりがいのある職種です。

ニーズに素直に応えられる

医療機関では、ITに詳しくない職員が多いため、院内SEは現場の目線に立ってサポートすることが求められます。例えば、「操作が難しい」といった相談を受けた際には、専門的な説明をするのではなく、相手が理解しやすい形で伝えることが大切です。

また、システムの改善要望があった場合には、技術的な制約だけで判断せず、現場の業務にどのような影響があるのかを考えたうえで、解決策を提案できる柔軟さが求められます。相手の立場を想像しながら行動できる人は、院内SEとして自然と信頼を集め、長く活躍しやすくなります。

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まとめ

院内SEの仕事が「きつい」と感じるかどうかは、人それぞれです。たしかにプレッシャーや調整の多さなど、負担を感じやすい場面もありますが、それ以上にやりがいや安定性を感じられる職場であることも事実です。

これから院内SEを目指す方は、この記事で紹介した内容をもとに、自分に合った働き方かどうかを見極めてみてください。納得できる選択ができれば、より安心してキャリアを築いていけるはずです。

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