未経験の社内SEはスクールに通うべき?メリット・デメリットを解説

未経験の社内SEはスクールに通うべき?メリット・デメリットを解説

未経験から社内SEを目指す人のなかには「何から始めていいのかわからない」「独学がいいのか、プログラミングスクールに通うべきか」と考えている人もいるでしょう。

そんな人に向けて、スクールに通うメリット・デメリットを解説します。最後まで読んでいただき、スクール利用の判断材料にしてください。

IT業界の求人なら社内SE転職ナビ

社内SEの転職を検討しているなら、案件数業界トップの「社内SE転職ナビ」がおすすめです。
保有案件は10,000件以上の中から、IT業界に詳しいエージェントが面談を通して、幅広い職種から自分に合った求人をご紹介。
入社後の定着率も96.5%とマッチングには自信があります。社内SEへの転職に興味がある方は、ぜひ1度ご相談ください。

この記事の目次

プログラミングスクールに通うメリット

まず、未経験から社内SEを目指す人がプログラミングスクールに通うメリットを4点解説します。

体系的な学習カリキュラムが組まれている

未経験から社内SEに必要な業務を学ぶ際、どこから手を付ければ良いのか迷ってしまうことはよくあります。プログラミングスクールでは、社内SEとして必要なプログラミングのほか、ITの基礎から応用、実践まで体系的な学習カリキュラムが組まれていることが多く、効率的に必要なスキルを習得できます。段階的に学ぶことで、着実にスキルアップしていくことが可能です。

例えば、社内SEにはネットワークやサーバー、データベースなどの幅広い知識が必要です。スクールでは、これらの知識を網羅的に学べるカリキュラムが用意されており、個々の学習状況に合わせて適切な指導を受けることができます。独学では見落としがちなポイントや、重要な関連知識も、カリキュラムに沿って学ぶことで確実に身につけられます。

また、スクールでは最新の技術やトレンドに基づいたカリキュラムが提供されるため、業界の動向を踏まえたスキルを習得できるのも魅力です。

経験豊富な専門家のサポートを受けられる

プログラミング学習において、経験豊富な専門家のサポートは非常に心強いものです。プログラミングスクールでは、現役エンジニアや経験豊富な講師から直接指導を受けられます。

独学では、エラーが発生した場合や、理解できないコードに出会った時には、ひとりで解決しなければなりません。書籍やインターネットで調べるにも「何をどう調べたらよいのかわからない」といった状態に陥りがちです。その点プログラミングスクールでは、講師に質問すれば的確なアドバイスを受けることができます。疑問点をすぐに解決できる環境は、効率よく学習を進める手助けとなるでしょう。

経験豊富な講師がいるプログラミングスクールであれば、実践的な知識やスキルを習得できるでしょう。また、実際の労働環境について話を聞ける場合もあるため、社内SEとして働くイメージが湧きやすくなります。

モチベーションを維持しやすい

プログラミング学習は、時に挫折しそうになることもあります。特に独学の場合、モチベーションを維持するのが難しいと感じる人も多いでしょう。プログラミングスクールでは、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨することで、モチベーションを高く保つことができます。定期的にほかの生徒と交流して励まし合えば、学習に楽しみを感じる機会も多いはずです。また、講師やスタッフからのサポートも、モチベーション維持につながります。

さらに、学習進捗を管理するシステムや、目標達成を支援するプログラムが用意されているスクールもあります。これらのサポート体制によって、学習意欲が高まり、継続的に課題に取り組めるでしょう。

同じ内容を切磋琢磨して学ぶ仲間の存在や、モチベーションを維持するためのシステムやプログラムの存在は、スクールに通う大きなメリットであると言えるでしょう。

短期間でスキルを習得できる

プログラミングスクールでは、集中して短期間でスキルを習得できるプログラムが多く提供されています。そのため、普段は仕事やプライベートな予定で忙しいという人でも、空き時間を有効活用して短期間で必要の習得が可能です。

独学では、学習計画を立てたり、教材を選んだりするのに時間がかかってしまうことがあります。しかし、スクールでは、すでにカリキュラムが組まれているため、効率的な学習が可能です。

短期間でスキルを習得できる点は、特にキャリアチェンジを考えている人や、早く現場で活躍したいと考えている人にとっては、大きなメリットです。短期間で実務レベルのスキルを身につけられれば、すぐに即戦力として働けるでしょう。

講師からの直接指導や、他の生徒との交流も短期間でスキルを習得できる理由のひとつです。最短でスキルを習得したい人は、スクール利用がおすすめです。

あわせて読みたい
社内SEになるには?未経験者と経験者で求められるスキルや資格を紹介 IT化が進む現代において、社内SEの需要が高まっています。この記事を読んでいる方の中にも、社内SEを目指している方がいらっしゃると思います。 また、社内SEになるには...

プログラミングスクールに通うデメリット

次に、プログラミングスクールに通う3つのデメリットについてまとめます。

高額な費用を支払う必要がある

質の高いプログラミングスクールは、その分、高額な費用がかかってしまいます。スクールやコースにもよりますが、数万円から数十万円の費用がかかります。経済的な負担の大きさから、受講をためらってしまう人もいるでしょう。

費用の中には、授業料だけでなく、教材費や施設利用料、さらには一部のスクールでは就職支援サービスの料金などが含まれている場合もあります。また、オンラインスクールの場合でも、月額制の費用が発生することが一般的です。一部のスクールでは分割払いのオプションが提供されているものの、その分の利息を考慮すると、最終的な支払額がさらに増加するリスクもあります。

しかし費用に関しては、条件を満たせば給付金が受給できる場合もあります。費用が気になる人は、ご自身に給付金の受給資格があるか、通いたいスクールが給付金の対象かを確かめてみるとよいでしょう。

スクールによって講座の質にばらつきがある

プログラミングスクールは数多く存在しますが、スクールによって講座の質にばらつきがあるのも事実です。カリキュラム内容や講師の質、サポート体制などはスクールによって大きく異なります。質の高いスクールを選ぶためには、事前にしっかりとした情報収集が重要です。口コミサイトや比較サイトなどを参考に、評判の良いスクールをいくつかピックアップしてみましょう。

また、無料体験や説明会に参加して、実際に授業を受けてみるのもおすすめです。講師の経験は十分か、指導はわかりやすいかなどを確認します。また、サポート体制も重要なポイントです。質問しやすい環境が整っているか、学習進捗の管理やキャリアサポートなど、充実したサポート体制が提供されているかを確認しましょう。

時間とお金を無駄にしないよう、比較検討して自分に合ったスクールを選ぶことが重要です。

実践的な経験を得られない

プログラミングスクールでは、プログラミングの基礎知識やスキルを学ぶことができますが、必ずしも実践的な経験が得られるとは限りません。実際の業務で求められる臨機応変な対応は、教科書通りのプログラミングだけでは解決できない場合も多いです。

課題やプロジェクトを通じて実践的な学習を提供しているスクールがあるものの、実際の現場での経験を補えるほどではないでしょう。特に、企業でのチーム開発や実際のプロジェクト管理など、現場ならではのスキルはスクールだけで身につけるのは難しいでしょう。

実践的な経験を少しでも積みたい場合は、企業との連携プログラムや、卒業後の就職サポートを提供しているスクールがおすすめです。また、個人で開発に挑戦したり、オープンソースプロジェクトに参加したりするのもいいでしょう。

あわせて読みたい
社内SEに未経験で転職できる?転職動向や必要なスキルを解説 エンジニア不足が続くなか、企業内で様々な業務に対応する社内SEは需要の高い職種です。将来性もあり、安定した仕事である社内SEですが「社内SEになるのはやめとけ」と...

社内SEへの転職はスクールに通うべき?

社内SEへの転職を考えている人はスクールに通うべきなのでしょうか?

現在のスキルレベルによって判断する

社内SEへの転職を目指す際にプログラミングスクールに通うべきかどうかは、 現在のスキルレベルによって異なります。まったくの未経験者であれば、プログラミングスクールで基礎から体系的に学ぶことで、効率的にスキルを習得し、転職活動を有利に進めることができるでしょう。特に、短期間で集中的に学びたい場合や、学習の進め方が分からない場合には、スクールのカリキュラムが役立ちます。

また未経験での社内SEの求人はあるものの数は限られ、倍率も高いためある程度の知識を身につけておく方が無難です。具体的には、プログラミングの基礎知識、ネットワークやサーバーに関する知識、データベースの操作など、必要なスキルを学んでおくといいでしょう。スクールによっては、実践的な演習や、転職サポートを提供している場合もあるのでおすすめです。

基礎スキルがある場合は無理して通う必要はない

すでにプログラミングの基礎知識や、IT関連の資格を持っているなど、一定の基礎スキルがある場合は、 無理してプログラミングスクールに通う必要はありません。すぐにでも転職活動を始めるといいでしょう。

ただし、より良い条件で転職をしたい場合には、自分の弱点を補強するために特定のコースを選んでスクールに通うのがおすすめです。クラウド技術やデータベース管理など、特定の技術分野に特化したコースを選ぶことで、社内SEに必要なスキルを効率よくかつ深く学ぶことができます。

重要なのは、 自分のスキルレベルと目標とする企業の求めるスキルを比較し、必要な学習方法を選択することです。スクールに通うことが必ずしも最適解ではないことを理解し、自分に合った方法でスキルアップを目指しましょう。

《社内SE転職ナビが選ばれる5つの特徴》

  • 一人あたりの提案求人数、平均25.6社
  • 登録者数38,000名以上(2024年7月現在)
  • 入社後の定着率96.5%
  • 多様な職種の社内SE求人保有
  • コンサルタントとの無料面談可能

社内SE転職ナビは、IT特化の求人を常時5,000件以上掲載しています。スクールを経て現場での実績を積み、経験やスキルに自信がついてきたら、理想の職場を探してみませんか?社内SE転職ナビはプログラマーからSE、PM/PL、インフラ、アプリ、データ分析等、様々な職種の求人をご用意しています。業界もさまざまで、IT/SIerのほか官公庁やメーカー、コンサルティングファーム、金融、不動産等があり、あなたに合った職場と出会える場所となっています。

まずは社内SE転職ナビで実際の求人情報をチェック!
どんな求人があるのか見てみましょう。

まとめ

本記事では未経験から社内SEへの転職を目指す人に向けて、スクールに通うメリット・デメリットについて解説しました。スクールに通うと、体系的なカリキュラム、専門家のサポートなどのメリットがある一方で、高額の費用や、質のばらつきといったデメリットもあります。

重要なのは、自身の現状を客観的に把握し、最適な学習方法を選択することです。自分に合った方法でスキルアップを目指し、社内SEへの転職を成功させましょう。

ライター:にのまえはじめ

・プロフィール
大手精密部品メーカーで社内SE・PGを経験。その後、国内のSIerに転職し生産管理システムの開発・導入・保守・運用を担当。現在は自らIT企業を立ち上げ、顧客企業のDX化やIT化による業務改善の支援を行っている。並行して企業サイトやWebメディアでライターとしても活動中。趣味は筋トレ・プロレス観戦。
Website:https://writer.yui-road.com/

未経験の社内SEはスクールに通うべき?メリット・デメリットを解説

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

  • URLをコピーしました!
この記事の目次