コンタクトセンターの常識を再設計する。モビルスのエンジニア組織とは

会社紹介
社名:モビルス株式会社
代表:代表取締役社長 石井智宏
事業内容:
・CXコンサルティング
・ソリューション開発・運用
 ・自社サービス
 ・SI・カスタマイズ開発
 ・カスタマーサクセス

チャットボット市場7年連続シェアNo.1 ※1。
2021年に東証マザーズ(現グロース市場)上場を果たし、現在は生成AI活用を加速させているモビルス株式会社。
同社が挑むのは、コンタクトセンターという“社会インフラ”の変革だ。
金融、通信、公共、EC――あらゆる業界の顧客接点を支えるコンタクトセンターは、いま人手不足や対応品質のばらつき、オペレーターの高い離職率といった構造課題を抱えている。

電話中心の時代から、チャット・AI中心の時代へ。
単なる業務効率化ではなく、「人と企業のコミュニケーションの在り方」そのものを再設計する挑戦が始まっている。その最前線で、エンジニアはどのような役割を担っているのか。

今回は、執行役員 兼Engineering Division長の三谷さん、同部署のSection Managerである宮内さん、人事の長さんに、事業・組織などの魅力についてお話を伺った。

※1: 出典:ITR「ITR Market View:対話型AI・機械学習プラットフォーム 市場2024」チャットボット市場:ベンダー別売上金額推移およびシェア(2023年度)

プロフィール 

執行役員 Engineering Division長 三谷 智信さん
前職にて大型ECモール向けの一元管理ツールの新規開発・運用・機能改善などを担当し、開発部門のメンバーマネジメントに従事。また、そのマネジメント力に加えて、自治体向けシステム開発、検索サイトの改修、ブログサイトの新規開発、そしてゲームポータルサイトの運用開発などの幅広い開発経験から、自身も技術者として高い技能と実績を有しています。2020年モビルスに参画。豊富なIT技術とマネジメント力を活かし、現在は自社製品の開発部門を統括。

Engineering Division General Engineering Section Manager 宮内 智崇さん
高知高専を卒業後、香川大学工学部へ編入学し、在学中に第一級陸上無線技術士資格を取得。卒業後、日系大手メーカーグループのSIerに入社。自治体向けの給与・人事システム等の要件定義から運用保守に至る一連のSI業務に従事。 2023年にモビルスへ参画し、LINE配信サービスであるモビキャストの開発に従事。現在はモビエージェントのリファクタリング業務を担当している。

Corportate Division AdministrationUnit Talent Acquisition 長 美涼さん
大学卒業後、新卒で広告代理店営業、2社目で人材紹介営業を経験。
その後キャリアチェンジし、モビルスでは人事として
中途採用・新卒採用・組織活性・採用ブランディングなど、幅広い業務を担当している。

この記事の目次

コンタクトセンターを”構造”から変える

(左から宮内氏、三谷氏、長氏)

―― まずは、モビルスの事業について教えてください。

三谷 智信さん(以下、三谷):当社はコンタクトセンター向けのSaaSを提供しています。主力プロダクトの「モビエージェント」は有人チャットシステムで、従来の電話対応では1人のオペレーターが1人のお客様に対応する形でしたが、チャット化することで1対多対応が可能になります。
さらに「モビボット」と連携することで、オペレーターにつなぐ前に問い合わせ内容を整理できます。これによって対応効率を上げるだけでなく、顧客体験の質も向上させることができます。

チャットボット市場では7年連続でシェアNo.1を獲得していますが、私たちは単に“ツールを提供する会社”であり続けるつもりはありません。

現在は、導入前のコンサルティングから運用支援、将来的にはBPOまで含めた一気通貫モデルへ進化させています。生成AIの活用もその文脈の中にあります。
コンタクトセンターは、社会のあらゆる企業活動を支えるインフラです。その構造そのものを変える挑戦をしています。

――モビルスならではの特徴や強みはどこにありますか?

三谷:大きく3つあると考えています。
1つ目は、コンタクトセンター特化であること。
領域を絞っているからこそ、業界構造や現場課題を深く理解しています。

2つ目は、プロダクトだけで終わらない姿勢です。
導入して終わりではなく、「どう活用するか」「どう成果につなげるか」まで伴走します。最近では、より上流から関わるケースも増えています。

3つ目は、技術への投資
R&Dチームを持ち、生成AIや音声認識などの研究を行っています。研究で終わらせず、事業に組み込む前提で動いている点は強みだと思います。

「作って終わり」ではない。プロダクトを育てる責任


――モビルスならではの特徴や強みはどこにありますか?

三谷:コンタクトセンターは課題が多い業界です。
離職率の高さ、対応負荷、クレーム処理のストレス。その構造的課題をテクノロジーで変えることができると考えています。
“誰がどう使っているかわからないシステム”ではなく、“現場の負担を軽減している実感があるプロダクト”
これはエンジニアにとって大きなモチベーションになります。


宮内 智崇さん(以下、宮内):最大の違いは“終わらない”ことです。
前職のSIerだった際には要件定義から開発、納品までを行い、受け入れが完了すれば一区切り、というのが基本でした。

しかしモビルスでは、そこからがスタート。リリース後も改善を重ね、より良いプロダクトへと進化させ続ける必要があります。自分が実装した機能に対する問い合わせが届き、「ここが使いやすい」「ここは改善できる」といったフィードバックが入り、その声を次の開発に反映させる。
ですので、プロダクトが成長していく過程に自分が関与している実感があります。

技術的負債と向き合うという、成熟フェーズの醍醐味

―― 現在取り組んでいる技術的な挑戦について教えてください。

宮内:現在は「モビエージェント」のリファクタリングを担当しています。
長年機能追加を重ねてきたプロダクトなので、技術的負債はどうしても存在します。

データ量の増加、パフォーマンスの課題、コードベースの複雑化。
これらをアーキテクチャレベルから見直している段階です。
単なるコード修正ではなく、設計思想の再構築です。

三谷:ボトルネックをどう特定し、どう再設計するか。
開発、インフラ、テストが横断的に議論します。UIレベルの改善だけでなく、インフラ構成やスケーラビリティ設計まで踏み込んで議論します。

“言われたものを作る”のではなく、“どうあるべきかを議論する”。
成熟したプロダクトをさらに進化させるフェーズは、エンジニアとして非常にやりがいがあります。

クラウドネイティブ前提。大量データと向き合う設計思想


―― 技術的な強みはどこにありますか?

三谷:AWSを前提としたクラウドネイティブ設計にあると考えています。
コンタクトセンターはBtoBtoCモデルで、最終的に大量のエンドユーザーが利用します。データのインプット/アウトプットが非常に多く、大量データを扱う前提で設計しています。スケーラビリティや可用性を常に意識しています。

宮内:また、新しい技術を取り入れることにも前向きです。学んだことを実務で活かせる環境がモビルスにはあります。
ですので“せっかく勉強したのに使えない”という状況は少なく、アウトプットまでつなげられるのが魅力です

――生成AIへの取り組みについて教えてください。

三谷:社内にはR&Dチームがあり、生成AIや音声認識の研究を行っています。研究で終わらせず、どのようにプロダクトへ組み込むかまで議論しています。
また、開発部門だけでなくビジネスサイドでも生成AIを活用しています。全社的にAI活用を推進している点が特徴です。

宮内:生成AIを使いこなすことで、開発スピードも変わってきます。そして、エンジニア自身の働き方も進化しています。単なるトレンド追随ではなく、開発サイクルに組み込む視点を持てる環境だと考えています。

多様性と挑戦が共存する。モビルスという組織の魅力


――組織の特徴や働き方について教えてください。

長 美涼さん(以下、長):
モビルスの特徴の一つは、多様性です。社員の約20%が外国籍で、韓国、中国、台湾、トルコ、インドなど、さまざまなバックグラウンドを持つメンバーが在籍しています。
日本語での業務が前提ですが、文化や考え方は本当に多様です。
ただ、共通しているのは「議論を恐れない姿勢」。意見を出し合いながら、より良いものを作ろうとする文化があります。

また、モビルスバリューを非常に大切にしており、評価制度にも組み込まれています。「ここまでが自分の仕事」と線を引かず、組織全体の成果を意識する姿勢が評価される仕組みです。

――キャリアの広がりはいかがでしょうか?

三谷:スペシャリスト志向、マネジメント志向、どちらも選択できます。
宮内も入社後に担当領域が広がり、現在はリファクタリングの中核を担っています。
生成AI領域に特化する、アーキテクチャ設計を担う、組織マネジメントへ進むなど、成長の方向は一つではありません。

長:まだ成長フェーズの会社です。役割は固定化されていません。だからこそ、自ら手を挙げれば挑戦できる余白があります。

――働き方や制度面についてはいかがですか?

長:働き方は週3出社・週2リモート(出社日数の制限なし)のハイブリッド型です。フルリモートではなく、あえて顔を合わせる時間を設けています。理由はシンプルで、より良いプロダクトはコミュニケーションから生まれると考えているからです。

社内では月1回の全社共有会があり、その後に懇親会を行うこともあります。部活動制度もあり、横のつながりをつくる機会は多いですね。
部活動はキャンプや登山など、社員発信で立ち上がっています。正社員だけでなく、協力会社のメンバーも参加できる点も特徴です。

――モビルス全体の魅力を一言で表すと?

長:一言で言うと、「挑戦できる余白がある会社」だと思います。
完成された大企業ではありません。だからこそ、まだ変えられる部分がある。まだ伸ばせる余地がある。

多様性があり、議論があり、挑戦の機会がある。
技術だけでなく、組織や事業にも関わっていきたい方にとっては、面白い環境だと思います。

コードの先にある「価値」を設計したい人へ

――どんなエンジニアに来てほしいですか?

宮内:技術的課題に前向きに向き合える人ですね。
モビエージェントは長く続いているプロダクトなので、機能も多く、構造的な課題もあります。ただ、それを「大変」と捉えるか「面白い」と捉えるかで大きく変わります。

パフォーマンスのボトルネックを特定したり、設計の背景を読み解いたり、どう再設計すればスケールに耐えられるかを考えたり。そういったことを楽しめる方には、非常にやりがいのある環境です。単に修正するのではなく、「こうすればもっと良くなる」と提案できる方と一緒に働きたいですね

三谷:私は「コードの先」を考えられる方に来ていただきたいです。
生成AIの進化によって開発効率は上がっています。その中でより重要になるのは、「何を作るのか」だけでなく、「なぜ作るのか」「誰にどんな価値を届けるのか」を考える力です。

コンタクトセンターは“人と人”の接点です。オペレーターの負担が減れば顧客体験が向上し、その先に企業価値があります。
そうした価値の連鎖まで想像しながら設計したい方にとって、モビルスは面白い環境だと思います。

長:挑戦したい方に来ていただきたいですね。
モビルスは少数精鋭だからこそ、提案が議論のテーブルに乗ります。新技術の導入や開発フロー改善など、自ら手を挙げればチャレンジできる環境です。
評価制度にもモビルスバリューが組み込まれており、“組織への価値提供”がしっかり見られます。
技術だけでなく事業視点も広げたい方にとって、成長できる環境だと思います。

――最後に、転職を考えているエンジニアへ

三谷:エンジニアの役割は変わりつつあります。
実装者で終わるのではなく、価値を設計する側へ。
その一歩を踏み出したい方と、ぜひお話しできればと思います。


【編集後記】

取材を通して伝わってきたのは、議論を歓迎する文化と、多様性を力に変える組織風土でした。意見を出し合い、より良い形を探る姿勢が、プロダクトの進化にも直結している印象です。

生成AIという大きな変化の波の中でも、流行に追随するのではなく、自社の事業にどう活かすかを真剣に考えている。その姿勢が、組織全体に根づいていると感じました。

技術だけでなく、組織や事業づくりにも関わりたい。
そんな志向を持つエンジニアにとって、挑戦の余白が広がる環境と言えます。

興味を持たれた方は、ぜひご応募ください。

キャリアや働き方のご相談はおまかせください /

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