履歴書を作る際にどのように作ったら良いか、迷うことはありませんか? ここでは、履歴書の項目ごとに詳しい書き方やポイントを解説、さらによくある質問についてもお答えします。
履歴書の基本フォーマット
履歴書には基本となるフォーマットがあり、A4またはB5が一般的なサイズです。応募する企業からの指定がない場合は、市販の履歴書や履歴書のフォーマットをダウンロードして使用しましょう。エンジニアの場合、データで履歴書の提出を求められる企業が多いのでPCで作成しておくのがおすすめです。
一般的な履歴書の項目に沿って作成した履歴書がこちらです。
項目別に詳しく解説します。
基本情報欄
日付
履歴書を提出する日または郵送する日を記載
履歴書全体で西暦か元号で表記を統一
写真
サイズは縦36〜40mm、横24〜30mm
カラーで撮影、背景はブルー・グレー・白が好ましい
3ヶ月以内に撮影したものを使用
服装はスーツが好ましい
清潔感のある髪型、メイク、服装で顔がはっきり写っていること
提出・郵送の場合は、プリントアウトした履歴書に写真を貼る
写真を貼る際は裏に氏名を記入しておくこと
写真データを挿入した履歴書をプリントアウトして提出する形でも問題ない企業もあります。
氏名
性と名の間はスペースを空けて読みやすくする
「ふりがな」の場合はひらがな、「フリガナ」の場合はカタカナで記載
生年月日
履歴書全体で西暦か元号で表記を統一
住所
都道府県から省略せずに記入
建物名や部屋番号まで正確に記載
英数字の半角・全角を揃える
「ふりがな」の場合はひらがな、「フリガナ」の場合はカタカナで記載
電話
携帯電話しかない場合は、携帯電話の番号のみ記載
連絡の取りやすいアドレスを記載
フリーアドレスがおすすめ、会社用のアドレスは控える
学歴・職歴欄
学歴
高校からの学歴を古いものから順に記載(最終学歴が大学の場合も高校からの学歴を記載すること)
学校名と学部・学科・コース名は正式名称で記載
※誤)「高校」→正)「高等学校」
最終学歴が中学校の場合、中学校卒業を記載
履歴書全体で西暦か元号で表記を統一
浪人、留年はあえて書く必要はありませんが、休学した場合は復学を合わせて記載した方が良いでしょう
職歴
古いものから順に原則は、在籍期間が短くてもすべての入社、退社歴を記載
会社名は正式名称で記載
会社名が変わった場合、○○株式会社(現△△株式会社)と記載
最終行に「現在に至る」と記入し、その下の行に右寄せで「以上」と記入
職歴が書ききれない場合は、履歴書にはある程度まで記載し「詳細は職務経歴書記入」とする
履歴書全体で西暦か元号で表記を統一
免許・資格欄
免許・資格
取得した年月が古い順に記載
免許・資格の名前は正式名称で記載
取得予定の免許・資格がある場合は、取得予定時期を記載
個人プロフィール欄
趣味
人柄が分かるような趣味を記載
仕事に役に立つようなものであればなお良し
健康状態
自分の現在の健康状態について記載
自己PR
応募先の企業に対して意欲や自身の強みを簡潔に記載
自己応募の場合は企業にアピールできる貴重な機会なので志望動機と交えて記載しても良いでしょう。
エージェント経由の場合はエージェントが代わりに伝えてくれることもあります。記入内容に迷ったらエージェントに相談しましょう。
通勤時間
自宅から通勤するにかかるおおよその時間を記載
扶養家族・配偶者・配偶者の扶養義務
扶養家族や配偶者の有無を記載
扶養家族とは、自分の収入で養っている家族のこと
希望年収・現年収・賞与・手当
希望の年収と現在の年収を記載
正直に記載すること
その他特記事項
特にない場合は「貴社の規定に従います」と記載
もし、譲れない条件がある場合は、記載
例)希望勤務地、職種など
履歴書を作る際の注意点
誤字脱字や年月日に誤りがないか必ず見直しをしましょう。履歴書の記入にミスがあると、採用担当者に良い印象を持ってもらえず「仕事でもミスをしそう」という印象を与え兼ねません。応募段階で良くない印象を与えないためにも、履歴書を作り終えたら必ず見直してから提出しましょう。
また、エンジニアの場合は履歴書は基本的にデータ提出となります。作成後、PDF化して体裁チェックすることも欠かさないようにしましょう。
対面面接時に履歴書の持参を依頼する企業もあるので、事前に何枚か印刷しておくのもおすすめです。
履歴書を作る際によくある質問
Q.空欄があっても大丈夫ですか?
―A.空欄は採用担当者に記入漏れとみなされてしまう恐れがあります。どうしても書くことがない場合は「特になし」と記載しましょう。
Q.近いうちに引越しする場合、住所はどうしたらいいですか?
―A.応募時点の情報で記載して構いません。すでに新しい住所が決定している場合は、新しい住所を記載しましょう。
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