IT業界で需要が高まるシステムエンジニア(SE)ですが、「SEは専門知識や経験が必要だから、未経験者には難しい」と諦めてしまう方も少なくありません。しかし、実は、未経験からでもSEになることは十分可能です。
この記事では、未経験からSEになる方法やおすすめの資格、必要な素質などを詳しく紹介します。SEの仕事に興味がある方、キャリアチェンジを考えている方はぜひ参考にしてください。
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未経験からシステムエンジニア(SE)になる方法とは
近年、IT業界の発展により、システムエンジニア(SE)の需要は高まっています。しかし、SEになるには専門知識やスキルが必要です。そのため、プログラマーとして実務経験を積みながら、SEを目指すのが一般的な方法です。
そこで、今回は未経験からSEになる方法を4つ紹介します。
プログラミングスクールに通う
プログラミングスクールでは、プログラミングの基礎から応用までを体系的に学ぶことができます。また、カリキュラムは初心者向けに設計されているので、未経験者でも安心して学習することができます。
プログラミングスクールのメリットは以下の3点です。
- 体系的なカリキュラムで効率的に学習できる
- 現役のエンジニアから直接指導をしてもらえる
- 就職サポートがある
多くのプログラミングスクールでは、就職活動のサポートを提供しています。企業との繋がりもあるため、SEとしての就職を希望する人にとって有利に働きます。
独学で学ぶ
書籍やオンライン教材などを活用して、独学でプログラミングを学ぶことも可能です。独学でプログラミングを学ぶことのメリット・デメリットを紹介します。
独学のメリット
- 費用を抑えられる
書籍やオンライン教材などの費用のみで学習することができます。 - 自分のペースで学習できる
時間や場所に縛られることなく、効率的に学習を進めることができます。
独学のデメリット
- モチベーション維持が難しい
モチベーションを維持することが難しく、途中で挫折してしまう可能性があります。 - 学習に時間がかかる
体系的なカリキュラムがないため、学習に時間がかかる可能性があります。
IT系の資格を取得する
ITパスポートや基本情報技術者試験などのIT系の資格の学習をすることで、SEに必要なスキルや知識が身に付きます。IT系の資格を取得するメリットは以下の3点です。
- SEとしてのスキルをスキルを証明できる
SEとしてのスキルを証明することができます。就職活動や転職活動で有利に働きます。 - 学習のモチベーションになる
資格取得を目指して学習することで、プログラミングやITに関する知識を体系的に学ぶことができます。 - SEの仕事への理解を深める
IT系の資格の勉強を通じて、SEの仕事内容や必要なスキルを理解することができます。
IT企業でインターンシップに参加する
IT企業でインターンシップに参加することで、SEの仕事内容や必要なスキルを理解することができます。IT企業でインターンシップに参加するメリットは以下の3点です。
- 実際の業務を体験できる
実際のSEの業務を体験することができます。現場の雰囲気や仕事の進め方などを肌で感じることができ、SEの仕事に対する理解を深めることができます。 - スキルを磨ける
インターンシップでは、プログラミングやITに関するスキルを実際に使うことができます。 - 人脈を築ける
IT企業で働く社員と交流することで、人脈を築くことができ、就職活動や転職活動で役立つ情報を得られる可能性があります。
システムエンジニア(SE)になるために役立つ資質とは
システムエンジニア(SE)は、様々なスキルや知識が必要とされる職業です。しかし、技術的なスキル以外にも、SEとして活躍するために役立つ資質があります。
ここでは、SEになるために役立つ資質を4つ紹介します。
論理的思考力
論理的思考力とは、物事を筋道を立てて考え、正しい結論を導き出す能力です。SEに論理的思考力が必要とされるには以下の4つの理由があります。
- 最適なシステム仕様を策定するため
- 最適なスケジュール策定に必要なため
- 障害発生時の原因の究明と対策に必要なため
- 障害再発防止策の策定に必要なため
コミュニケーション能力
SEの仕事において、コミュニケーション能力は以下のような場面で必要となります。
- 要件定義
クライアントの要望を正確に聞き取り、システムに反映させる - 設計
チームメンバーと議論し、システム全体の設計を決定する - 開発
チームメンバーと協力し、システム開発を進める - テスト
テスト結果を報告し、問題点を共有する - 保守
クライアントからの問い合わせに対応し、問題を解決する
問題解決能力
SEの仕事において、問題解決能力は以下のような場面で必要となります。
・要件定義
クライアントの要望を分析し、潜在的な問題を特定する
・設計
システムの設計段階で、潜在的な問題を回避するための対策を講じる
・開発
プログラミングやテストにおいて、発生した問題を迅速に解決する
・保守
システム運用中に発生した問題の原因を特定し、解決策を導き出す
継続力
継続力が重要となる具体的な例を3つ紹介します。
- システム開発
システム開発では、長い時間をかけて進められます。途中で困難に直面しても、諦めずに取り組む継続力が必要です。 - システム運用・保守
システムの安定稼働のために、日々問題への対応や改善作業など、長期的な視点で取り組む継続力が必要です。 - スキルアップ
SEは、常に新しい技術を学び、スキルアップを続ける必要があります。
システムエンジニア(SE)に必要な資格とは
システムエンジニア(SE)になるために必須な資格はありませんが、以下のような資格は、就職や転職で有利に働いたり、スキルアップに役立ったりします。
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
- システムアーキテクト試験
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験です。ITを活用したサービス、製品、システム及びソフトウェアを作る人材に必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けたことを証明します。
また、法務、財務、営業など、IT以外のスキルも身に付きます。
応用情報技術者試験
応用情報技術者試験も、基本情報技術者試験と同様に情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験です。
ITを活用したサービス、製品、システム及びソフトウェアの企画、開発、運用及び保守に携わる人材に必要な応用的な知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立したことを証明します。
資格勉強を通して技術から管理、経営まで、幅広い知識と応用力が身に付きます。
システムアーキテクト試験
システムアーキテクト試験も、上記2つの試験と同様に情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験です。
高度な情報処理技術者試験の中でも、システム全体のアーキテクチャ設計に関する専門知識とスキルを問う試験です。
システムアーキテクト試験は、情報処理技術者試験の中で最も難易度の高い資格となっています。
合わせて読みたい記事:システムシステムエンジニア(SE)に資格は必須?取得のメリットやおすすめの資格を一挙紹介
システムエンジニア(SE)に向いている人の特徴
システムエンジニアに向いている人の特徴は、以下の6つです。
- コミュニケーション能力が高い
- 対応力が高い
- 論理的思考力がある
- 学習意欲が高い
- 体力・忍耐力がある
- 几帳面である
上記以外にも、SEに向いている人の特徴は様々です。SEに向いていると感じたら、積極的にプログラミングスキルなどを磨き、SEに挑戦してみてください。
システムエンジニア(SE)がきついと言われるのはなぜ?
SEがきついと言われる理由としては、以下のような理由が挙げられます。
- 長時間労働になることがある
プロジェクトによっては、納期に追われることが多く、残業や休日出勤が発生することがあります。 - 高いスキルが求められる
IT技術は日々進化しているため、SEは常に新しい技術を学び続ける必要があります。そのため、自己研鑽に多くの時間と労力を費やす必要があります。
社内SEとは?
社内SEとは、自社内における情報システムの開発・運用・保守を担当するシステムエンジニア(SE)です。
- システム企画・開発
自社の業務課題を解決するためのシステムを企画・開発 - システム運用・保守
既存システムの運用・保守 - ITインフラの整備
社内ネットワークやサーバーなどのITインフラの整備 - ヘルプデスク
社員からのITに関する問い合わせ対応 - セキュリティ対策
社内システムのセキュリティ対策
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まとめ
この記事では、未経験からシステムエンジニア(SE)になるにはどのような知識を身につければいいのか、必要な資格や素質などを紹介しました。
SEは、IT業界で需要の高い職種です。近年、IT技術の発展により企業のIT化が進み、SEの需要はますます高まっています。
未経験からSEになるには、
- プログラミングやシステム開発の基礎知識を学ぶ
- 実務経験を積む
- 資格を取得する
ことが重要です。SEの仕事に興味がある方は、ぜひ、この記事を参考にして自身に合った方法でSEを目指してください。