マーケティング革新を支えるIT基盤 ― ジーニーの成長を牽引する情シス

会社紹介
社名:株式会社ジーニー
代表取締役社長:工藤 智昭
事業内容:
・広告プラットフォーム事業
・マーケティングSaaS事業
・デジタルPR事業

「日本発の世界的なテクノロジー企業となり、日本とアジアに貢献する」というパーパスのもと、広告プラットフォーム事業やマーケティングSaaS事業を展開し、創業から7年で上場を果たした株式会社ジーニー。M&Aを通じて事業領域を拡大しながら、グローバル展開も進めるなど、いままさに“第三創業期”ともいえる成長フェーズを迎えています。

その成長をITの側面から支えているのが、経営情報システム開発部。毎年発生するPMI対応やグローバルセキュリティ体制の構築に取り組む一方、月300〜400件の社内問い合わせを支えるなど、現場と経営基盤の両面を支えています。

今回は、経営情報システム開発部 情報システムグループの橋本さん、土野さんに同社の事業・組織・仕事の魅力についてお話を伺いました。

プロフィール

経営情報システム開発部 情報システムグループ
情シスチーム マネージャー 橋本 海さん
自動車業界での営業職を経てIT業界へ転身。SI・SES企業でインフラ業務および社内情報システム部門を経験し、2021年にジーニーへ入社。現在は経営情報システム開発部 情報システムグループのマネージャーとして、セキュリティ管理、IT統制、ネットワーク運用、PMI対応などを担い、グローバル基準のIT基盤構築を推進している。

経営情報システム開発部 情報システムグループ
コンシェルジュチーム マネージャー 土野 幸司さん
これまで約17年間にわたり情報システム領域の業務に従事。社内ITの運用や改善を中心に経験を積む。前職ではDX・AXの推進や業務改善プロジェクトにも携わり、ITを活用した業務効率化や自動化の取り組みを推進。
2025年にジーニーへ入社。現在はコンシェルジュチームのマネージャーとして、社内ヘルプデスクの運用やIT環境の改善、AIを活用した業務効率化などに取り組んでいる。

この記事の目次

広告配信から営業支援まで、ジーニーが創るマーケティングの未来

―御社の事業について教えてください

橋本 海さん(以下、橋本):
ジーニーは「日本発の世界的なテクノロジー企業となり、日本とアジアに貢献する」というパーパスのもと、2010年4月に設立されました。創業からわずか7年で東証マザーズ(現グロース市場)へ上場し、現在も増収増益を続けている成長企業です。

当社はマーケティングテクノロジー領域を中心に、広告プラットフォーム事業、マーケティングSaaS事業、デジタルPR事業を展開しています。プロダクトは自社開発を基本としており、エンジニア主導で事業を拡大してきました。近年はM&Aを通じて事業領域を広げ、国内外での展開も加速しています。

―事業の特徴や強みについて教えてください。

土野 幸司さん(以下、土野):
当社の最大の強みは、M&Aを通じてプロダクトラインを拡充し、企業の「広告配信」から「営業支援」まで、マーケティングの全工程を一気通貫で支援できる点にあります。

一般的に企業は広告運用ツール、顧客管理ツール、営業支援ツールなどを個別に導入し、複数のシステムを組み合わせて運用しています。そのためデータが分断され、分析や施策実行に手間がかかるケースも少なくありません。

一方、当社ではこれらを1つのプラットフォームで完結できるため、データを一元管理することが可能です。その結果、精度の高いマーケティング施策や費用対効果の向上が実現し、企業規模や業界を問わず、誰もが高度なマーケティング施策を実行できる環境を提供しています。これこそが「マーケティングの民主化」の実現であり、当社ならではの強みです。

変化する事業を支える、経営情報システム開発部の横断的な役割

―経営情報システム開発部の立ち位置について教えてください。

橋本:
ジーニーの経営情報システム開発部は、全社のIT基盤を担う組織です。事業の成長スピードが速く、毎年のM&Aや海外展開が進む中で、単なる社内ITの運用部門ではなく、経営基盤を支える重要な役割を担っています。

組織は大きく2つのチームで構成されています。
1つは、セキュリティ管理やIT統制、ネットワーク運用、PMI対応などを担う「情シスチーム」。もう1つは、ヘルプデスクやPC・IT資産管理、ツール管理などを担う「ITコンシェルジュチーム」です。

兼任も含みますが、各チーム約5名で構成されています。決して大きな組織ではありませんが、メンバーが専門性を持ちながらもジェネラリストとして幅広い領域をカバーしています。チームの垣根を設けず、技術的な課題は情シスチームが支援し、ユーザー接点はITコンシェルジュチームが担うなど、横断的に連携しながら業務を進めています。

事業成長を支えるIT基盤づくりの中核

―情シスチームの役割について教えてください。

橋本:
情シスチームでは、社内のIT基盤全体を支える役割を担っています。具体的には、情報セキュリティ管理やIT統制、ネットワークやSaaSの運用管理、社内IT環境の整備など、全社のITインフラを安定的に運用するための業務が中心です。

加えて、当社では事業拡大に伴いM&Aや海外展開が進んでいるため、グループ全体のIT環境を整備・統一していくことも重要な役割となっています。グループ会社のIT統合(PMI)や海外拠点のセキュリティガバナンス整備など、単なる社内IT運用にとどまらず、事業成長を支えるIT基盤づくりにも関わっています。

―M&Aに伴うPMIでは、どのような対応をされていますか?

橋本:
基本的には毎年1回以上、多い年では2〜3回ほどPMI対応を行っています。
PMIでは、グループ会社のIT環境をジーニーの標準環境へ統合していきます。Google Workspaceの統合やドメイン整理、アカウント管理の設計などを行いながら、既存業務への影響を最小限に抑える形でIT基盤の統一を進めています。

また、メールアドレスの変更やデータ移行など、ユーザーに影響が出やすい部分も多いため、関係部門と連携しながら慎重に進めています。

IT統合は単なるシステム移行ではなく、グループ全体の業務基盤を整えるプロセスでもあります。そのため、事業部門ともコミュニケーションを取りながら、スムーズな環境移行を意識して取り組んでいます。

―海外拠点との連携やセキュリティ対応についてはどうですか?

橋本:
当社は海外拠点も展開しており、グローバル水準でのITガバナンス強化にも取り組んでいます。海外ではIT管理の方法やセキュリティ意識が国によって異なるため、日本の基準をベースにしながら、段階的にルールや運用を整備していくことが重要になります。

例えば、セキュリティポリシーの標準化やインシデント発生時のエスカレーションフローの整備、セキュリティ教育の実施などを進めています。また、各国の法規制や個人情報保護に関するルールも考慮しながら、グローバル全体で安全にITを活用できる環境づくりを行っています。

こうした取り組みを通じて、事業のグローバル展開を支えるIT基盤を整備していくことも、情シスチームの重要な役割の一つです。

社内ITサポートの要、全社員を支えるコンシェルジュチーム

―ITコンシェルジュチームの業務について教えてください

土野:
コンシェルジュチームでは、社内のITに関する問い合わせ対応を中心に、社員が日常的に利用するIT環境を支える役割を担っています。PCのキッティングやアカウント発行、各種SaaSツールの運用管理など、いわゆる社内ヘルプデスク機能を担うチームです。

当社では毎月40〜50名ほどの入退社が発生するため、PC準備やアカウント設定などのオンボーディング対応も重要な業務の一つです。また、社内から寄せられる問い合わせは月300〜400件ほどあり、PCトラブルからエンジニアによるAIツール利用相談まで内容は多岐にわたります。

―チーム運営において大切にしていることは何ですか?

土野:
チーム運営で大切にしているのは、業務の属人化を防ぎ、誰でも一定品質の対応ができる体制をつくることです。PCキッティングなどの作業については手順を標準化し、誰が対応しても同じ品質で業務が進められるように整備しています。

一方で、専門的な問い合わせが寄せられることもあり、知識のあるメンバーに対応が集中する場面もあります。そのため、チーム全体のスキルレベルを底上げする取り組みにも力を入れています。

例えば、毎朝のミーティングでITの基礎知識や世界で起きているセキュリティインシデントの事例を共有し、「なぜ起きたのか」「どうすれば防げるのか」といった観点で知識を共有しています。また、会社の福利厚生として年間6万円の書籍購入補助制度があり、メンバーがIT関連書籍を購入して学習できる環境も整っています。

―コンシェルジュチームのやりがいはどのような点にありますか?

土野:
コンシェルジュチームのやりがいは、現場の「困った」を解決するだけで終わらず、その課題の背景にある業務プロセスや運用ルールの改善まで手がける点にあります。問い合わせ内容を分析・可視化し、エスカレーションの整理やナレッジ基盤の整備によって、再発防止や仕組み化を進めることで、会社全体のIT体験を改善していける点がこの仕事の魅力です。

日々の問い合わせ対応と改善活動の両輪を回しながら、社員がより安全で快適にITを活用できる環境を作ることができるのは大きなやりがいとなっています。

スピード感と挑戦心で築く、成長を支える組織文化

―ジーニーの社風や組織の雰囲気について教えてください。

土野:
現在全社の従業員数は1,000名を超え、2030年には2,000名規模以上を目指すなど、組織が拡大する一方、当社はベンチャー企業らしいスピード感は常に意識し、新しい挑戦を歓迎する文化が根付いています。特に自社ツール含めAIなどの最先端技術を業務に積極的に取り入れ、「まずはやってみる」という姿勢を大切にしています。

情報システムグループとしても、単に社内ITを運用するだけではなく、新しいツールや仕組みを取り入れながら業務改善を進めていくことが求められています。実際にAIを活用した業務効率化などにも取り組んでおり、ITの立場から会社の成長に貢献できる環境だと感じています。

―社員が共通して大切にしている価値観はありますか?

ジーニーではValue(価値観)を大切にしています。これらは日々の仕事の判断基準にもなっており、社員一人ひとりが同じ方向を向いて働くための指針になっています。

例えば、「主体性を持って行動する(Ownership)」「挑戦を続ける(Challenge)」といった価値観が掲げられており、日々の業務の中でも自然と意識されています。こうした共通の価値観があることで、部署を越えた連携もしやすく、組織として一体感を持って仕事を進められていると感じています。

社員同士のつながりを育む社内制度

―福利厚生や社内制度について教えてください。

橋本:
当社では、社員同士のコミュニケーションを大切にする制度がいくつか用意されています。その一つが「ジニドル(ピアボーナス制度)」です。こちらは社員同士で日頃の成果や行動に感謝とメッセージとともに少額の成果給を送り合える制度です。

例えば、業務で助けてもらったときなどに「ありがとう」の気持ちをポイントで伝えることができます。部署を越えて気軽に感謝を伝えられるため、社内のコミュニケーションを活性化させる取り組みの一つになっています。

また、社員がリフレッシュしながら働ける制度も整えられています。月5000円(税別)までの補助制度があり、旅行や映画、美容室、マッサージなど、さまざまなリフレッシュに活用できます。この制度を活用することで、仕事とプライベートのメリハリをつけながら、健康的に働ける環境が整っています。

―社員同士の交流の機会はありますか?

土野:
毎月1回、会社主催の懇親会が開催され、社内ラウンジで社員同士が交流できる機会があります。普段あまり接点のないメンバーとも話すきっかけになり、プライベートな一面も垣間見えることで、社員間の関係性をより良くし、業務での相談もしやすくなると感じています。

企業の進化と共に自分のキャリアを切り拓く

―最後に、どのような方と一緒に働きたいと考えていますか?

土野
コンシェルジュチームは、社内のさまざまな部署と関わる仕事なので、コミュニケーションを大切にできる方と一緒に働きたいですね。明るく前向きに仕事に取り組み、誠実に対応できる方が向いています。

また、ヘルプデスクというと問い合わせ対応のイメージが強いかもしれませんが、実際には社内の課題を見つけて改善につなげていく役割もあります。そのため、目の前の対応だけで終わらせるのではなく、「どうすればもっと良くなるか」を考えながら行動できる方だと、より活躍できると思います。

橋本:
情報システムグループの仕事は、会社の成長や環境の変化に合わせてIT基盤を整える役割です。当社では、M&Aや事業拡大、海外展開が進む中で、変化に柔軟に対応できる方を歓迎しています。新しい挑戦を前向きに捉え、変化を楽しめる方にとっては、非常に魅力的な環境ですね。

キャリアパスとしては、マネージャーや部長→情シス責任者、CIOを目指していただく所謂マネジメントキャリアだけでなく、PMやDXコンサルタントとして専門性を高めていただくスペシャリストキャリアも、社員ひとりひとりの志向性に合わせて柔軟に相談ができます。

また、AIなどの最先端技術を積極的に取り入れているため、新しい技術に興味を持ち、成長し続けたい方には、大きなやりがいを感じていただけると思います。担当範囲にとらわれず、会社全体を見ながら主体的に課題を見つけ、解決に向けて行動できる方には、特に活躍していただけるのではないでしょうか。

ジーニーのValueに共感いただき、会社の成長とともに自分自身も成長していきたいと考えている方には、ぜひ応募いただきたいですね。

【編集後記】
今回の取材を通じて印象的だったのは、ジーニーの情報システムグループが、単なる社内ITの運用組織ではなく、会社の成長そのものを支える存在として機能している点でした。

M&Aや海外展開など、事業が大きく変化していく中で、IT基盤の整備やセキュリティ体制の構築を進めながら、現場の業務も支えていく。経営基盤と日々の業務の両方を見据えながら組織を支える姿勢が印象的でした。

また、取材の中では「まずはやってみる」というスピード感のあるカルチャーや、新しい技術を積極的に取り入れる風土についてもお話を伺いました。変化の多い環境の中で、ITを軸に会社の成長に関わっていきたい方にとって、大きなやりがいを感じられる環境だと感じます。

興味を持たれた方は、ぜひご応募ください。

アイムファクトリーのキャリアコンサルタント

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