会社紹介
社名:株式会社オープンアップシステム
代表:代表取締役社長 籏持正彌
事業内容:
システムインテグレーション事業
システムエンジニアリングサービス(SES)
AI活用 BI・データ解析
株式会社オープンアップシステムは、受託開発やシステムエンジニアリングサービス(SES)を中心に、多様なITサービスを提供する企業です。今回は、同社代表取締役社長 籏持正彌さんに同社の事業や採用計画についてお話を伺いました。
プロフィール
代表取締役社長 籏持正彌(はたもちまさや)さん
1991年大学卒業後、総合商社の丸紅㈱に入社し一貫してICT部門に従事。 2018年通信サービス事業のアルテリア・ネットワークス㈱に転籍し、執行役員としてマンションISP事業(㈱つなぐネットコミュニケーション)の営業や経営企画、事業企画の責任者を歴任、2021年に中堅Sierのセゾンテクノロジーの執行役員として事業企画部門や経営戦略部門などに従事し2024年7月より当社の代表取締役社長に就任。
開発のプロであるSESの強みを活かして。新規事業開発に挑む第2創業期
――御社の事業について教えてください。
籏持 正彌さん(以下、籏持):弊社は受託開発や準委任契約といわれるシステムエンジニアリングサービス(SES)を中心に事業を展開しています。
私たちは3社と1事業が統合して株式会社オープンアップシステムという社名を冠したばかりです。そのため今を「第2創業期」と位置付け、新たに成長戦略を練り上げていくべき時期ととらえています。
主力である受託開発やSESのみならず、自社で開発したソリューションを提案できる体制を整える予定です。また、ソリューションのラインナップを拡大しながら、事業を拡大していきたいとも考えています。
――今後の開発ではどのようなソリューションを予定されているか、差し支えない範囲で教えてください。
籏持:SaaSや外部システムと社内の基幹システムの連携が多いことから、データ連携にかかわるソリューションの開発を検討しています。また、現在は自社コンテスト『オープンアップイノベーション』の開催を準備しており、社内から新規事業やソリューションのアイデアを募っています。
集まったアイデアの中から事業として成長できそうなものがあれば、実際のソリューションとして開発に着手する可能性もあります。
――「自分のアイデアが自社のソリューションとして形になるかもしれない」という機会は、社員の方々にとっても貴重ですね。
籏持:そうですね。現段階でもAIを活用したアイデアをはじめとして様々なアイデアが集まっていますし、今後は周知を徹底していくことでより多くの応募が見込まれています。今後は基幹システムにまつわるサービス構築のアイデアも出てくると思います。非常に楽しみですね。
――御社に在籍するエンジニアの方々にはどんな方が多いでしょうか。
籏持:事業としてはお客様先で仕事をするため、お客様の会社に溶け込むことを大切にしている方が多いかと思います。ただ、お客様先での仕事は常に自社以上の緊張感を求められることからも、どの社員もバイタリティとモチベーションがあると感じています。
また、ここ2年は70人程度の新卒採用を行っています。弊社のように従業員数が420~430名の規模の会社で70名の新卒を採用すると、平均年齢はぐっと下がりますね。
『Happy worker・Happy user』従業員の幸福がお客様の幸福に
――御社の指針や方向性について教えてください。
籏持:会社が成長するためには技術力とお客様、社員の3つが重要と考えていますが、なかでも弊社は社員にフォーカスしていて、会社のビジョンとしても『デジタルテクノロジーで未来を切り開き エンジニアが誇りを持って、共に成長できる社会に』と掲げています。このビジョンに沿って、弊社ではエンジニアのエンゲージメントを高めることに注力しています。
それとともに、私は『Happy worker・Happy user』という言葉を社員に伝えています。この言葉には『従業員が幸せであれば、それが自然とお客様の幸せにつながる』という思いを込めています。実際に、ハーバードビジネスレビューの統計でも、従業員の幸福度とお客様の満足度には相関関係があるというデータが示されています。
――社員のエンゲージメントがもたらす効果について、実感されていることがあれば教えてください。
籏持:社員が自分たちのミッションや役割をしっかり理解し、それに意義を感じながら働くことで、やりがいを持った行動につながります。そして、その結果としてお客様の満足度が向上し、最終的には企業全体の成長や業績アップにも貢献すると考えています。
だからこそ、私たちの会社では、エンジニアの方々が高いモチベーションをもって仕事に取り組める環境づくりを大切にしています。モチベーション高く働ける環境を整えることで、エンジニア自身の満足度を高め、それが結果としてお客様に伝わる――そんな好循環をつくることを目指しています。
エンゲージメントを向上させる『オープンアップ・プライド』の取り組みとは
――エンゲージメント向上のために、どのようなことに取り組まれていますか。
籏持:エンジニアが自分の仕事に誇りをもって働くには、働きやすい環境とともに働き甲斐も必要です。
・求められている
・ミッションがある
・誰かに貢献できている
・仲間でひとつの目的に向かって進む
これらの実感を通してエンゲージメントの向上につなげる、エンジニアをサポートするためのプラットフォームが『オープンアップ・プライド』です。
目玉の施策は「成長は、冒険だ」をキャッチフレーズに『オープンアッププライド・アドベンチャー』として、従業員のスキルアップを支援する社内認定制度となっています。資格の保有や業務経験をもってゴールドやプラチナといった認定を行う他、アチーブメント、つまり「称号」をもって評価する仕組みがあります。
これは、お客様やチームに貢献した・自己研鑽して結果を出した・勉強会で情報発信した等の結果、ポイントが貯まります。溜まったポイントが一定数を超えることで、カテゴリーごとに設定された「称号」が与えられます。
資格と経験、アチーブメントを組み合わせたこの認定制度を活用して、社員の方々にはぜひ高いモチベーションをもって仕事に取り組んでもらいたいと思います。
――自分の頑張りが「認定」という形で可視化されると、モチベーションの向上につながるかと思います。オープンアッププライド・アドベンチャーが生まれた背景には、どのような意図や目的があったのでしょうか。
籏持:目的としては、エンジニアのスキルアップ・キャリアップ、そして在籍しているエンジニアの方々が働きやすさを実感し、会社への誇りを持てるようになること。また、採用においても共感いただけるようになり、優秀な人材の採用につながることも期待しています。
「オープンアップ」は、グループ全体で共有されている考え方で「切り拓く」「次の扉を開く」という意味があります。「人が新たな領域を開拓するときのエネルギーは、社会を変えるパワーになる。プライドを持って新たな領域を開拓していこう」という想いを共有するためにこの言葉を使っています。
取り組みに表れる、徹底して人を大事にする姿勢
――社内のコミュニケーションはどのように行っていますか。
籏持:日頃はTeamsのチャットでやりとりする他、エンジニアとエンジニアが所属するグループのメンバーや上長とで、月に1回以上対面でのミーティングを行っています。ミーティングのあとは懇親会を開催することもあり、コミュニケーションの齟齬や課題は少なくなっています。
SES事業は社員がお客様先で仕事をすることがほとんどのため、以前は社員同士のコミュニケーションを取る機会が少ないことが課題でした。そこで離職率を下げる取り組みとして、キャリアサポーター制度を設けました。キャリアサポーター制度では、お客様先で働く社員のところに課長以上の役職の社員を派遣して面談し、従業員が仕事の中で抱える課題や不安、キャリア相談を行うんですね。
また「ビジョンカフェ」という、社員同士が気軽にコミュニケーションを取れる場を会社で用意しました。さらに次世代のリーダーを育てる取り組みや、女性エンジニアだけを集めた「ウーマンズネットワーク」といった取り組みも行っています。
オープンアップシステムの求める理想のエンジニア像
――採用のご状況はいかがでしょうか。
籏持:これまでの弊社のメインだったSES事業は、お客様のニーズを受けて展開するものでした。いわば「受け身」の事業ですよね。求めていたエンジニア像としても、システムエンジニアやプログラマの方のうち、特定のスキルを持った方を探していました。
しかし今後については、自社ソリューションの創出や、SaaSと組み合わせたソリューションをお客様にご提案する事業を展開することになっていくかと思います。
そのため、お客様の課題解決の手段として適切なご提案ができる、お客様の課題をコミュニケーションの中で汲み取り、解決策を模索できる、コミュニケーション力や提案力を持ったエンジニアの方々に来ていただければと思います。
――ありがとうございます。アイムファクトリーからご紹介させていただいた人材については、いかがでしょうか。
籏持:ご紹介いただいた方については、現場リーダーから「自分事の問題だけでなくプロジェクト全体を見た指摘をしてくれる」「テストの実施で見つけるべきバグを検出していて、顧客評価も上がっているように見える」といった声が上がっています。即戦力として立ち上がりチームに貢献いただいているので、大変ありがたく思っています。
籏持さん、お話ありがとうございました。
基幹事業の成長に甘んじることなく、新たな事業創出に向かい扉を開きながら、社員のエンゲージメントにも注力する株式会社オープンアップシステム。働きがいと働きやすさの両方を求めるエンジニアの方は、ぜひご応募ください。
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