転職しよう!と思っても、実際に何から初めていいのかわからない方が多いのではないでしょうか。
なんとなくわからないままの流れで進めていくと、思ったより時間がかかったり、なかなか転職できなかったりします。
転職活動は事前準備が大切です。転職の流れを把握しておくことが転職成功への近道となるでしょう。
そこで今回は、書類提出から内定受諾までの流れを徹底解説します。
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転職活動にかかる期間は?
一般的に転職にかかる期間は4ヶ月ほどです。
転職活動は大きく分けると、3つの段階に分けられます。
転職準備・書類作成に約2週間、求人応募・面接に約2ヶ月、内定・退職に約1ヶ月半かかる方が多いようです。
在職中に転職活動する場合は、限られた時間の中で転職活動を進めていきます。
どういう風に行動していくか、自分がどのくらいのスピードで転職したいかによって期間を定めておきましょう。現職を早く辞めて転職したいと思っている方は、出来るだけ早く進めるように計画します。
いい求人があったら転職したいと思うくらいのんびりの方は、こまめに求人をチェックしながら、希望の求人がある時に応募できるようにゆっくりと進めてもいいでしょう。
転職活動の流れ
転職活動の流れを大きく分けると以下の5ステップになります。それぞれのポイントとコツも含めてひとつずつ説明します。
転職活動の流れ
1. 事前の準備をする
2. 提出書類(履歴書・職務経歴書)の作成
3. 求人を探し応募する
4. 面接をする
5. 内定受諾する
事前の準備をする
まずは転職活動の事前準備が必要です。自己分析と情報収集は転職活動で最も重要なことです。
自己分析と情報収集のポイントを、必要な理由も含めて詳しく説明します。
自己分析をする
自己分析では自分のスキルや能力、今までしてきたことの棚卸しをしましょう。自分がどんな人材で、企業にとって何が役に立つのか、強みをわかっておく必要があります。
企業にとって強みをアピールするポイントがわかると、自分に合う業界や職種が見えてきます。これまで興味がなかった求人が見えてきたり、本当に転職すべきかどうかもわかったりするので、自己分析が必要です。
キャリアやスキル、自分の性格も自己分析しておくことで、企業とのミスマッチも防げるでしょう。
情報収集をする
情報収集しておくことで、入社後のギャップを感じにくくします。
企業を知ることで、自分の今のスキルを活かせるかどうなのかを見極めます。
チェックポイントとして福利厚生や評価制度はどうなっているか、社風や働き方、キャリアアップやワークバランスなど様々なことをチェックしておくことで、入社に対して心構えができます。
事前に企業を知ることで、書類選考の通過率も上がるでしょう。情報方法は以下の方法を参考にされてください。
- 求人サイト
- 転職エージェント
- 雑誌・業界研究本
- 企業のホームページ
- 採用担当者のSNSやブログ
- ハローワーク
様々な方法で情報収集することによってより多くの情報を得ることができるでしょう。
提出書類の作成
提出書類の準備をしましょう。提出書類には一般的に履歴書と職務経歴書が必要になります。どちらも読みやすさと丁寧さがポイントになります。
それぞれどのような内容なのか、詳しく説明します。
提出書類の準備をしましょう。提出書類には一般的に履歴書と職務経歴書が必要になります。どちらも読みやすさと丁寧さがポイントになります。それぞれどのような内容なのか、詳しく説明します。
履歴書を作成する
履歴書は学歴・職歴を記入します。どこでどのような教育をを受けて、仕事をしてきたのかを、わかりやすくしたものです。
記入内容は細分化する必要があり、入学・卒業・入社・退職も年月や雇用形態も正確に記入しなければなりません。
入学・卒業年月は覚えている人は少ないと思うので、入学・卒業年度自動計算ツールが便利でおすすめです。
インターネットで検索して生年月日を入力すると、簡単に入学・卒業の日にちが出てきます。内容はあらかじめまとめて、ゆっくり丁寧に記入しましょう。
読みやすい文章と、見やすい文字を心がけましょう。
職務経歴書を作成する
転職の書類提出には、履歴書とは別に職務経歴書が必要です。職務経歴書には以下のことをまとめましょう。
- 職務要約(職歴)
- 業務内容
- PRポイント
- 資格やスキル
- 自己アピール
ポイントはレイアウトや文章を、読みやすく見やすいようにまとめることです。
仕事で活躍した具体的なエピソードや数値での結果などを入れるなど、実際に会って話がしたいと感じてもらえるように工夫しましょう。内容から与える印象によって、書類審査に影響がでます。
丁寧で誠実な印象を与えるために、ゆっくり丁寧に取り組みましょう。
求人を探し応募する
求人を探して、応募しなければ転職することができません。
自分の希望の転職先に応募できるように、2つの方法を検討しましょう。それぞれどんな方法なのか説明します。
効率的に求人を探す方法
効率的に求人を探す方法は、自分の理想的な内容を具体化してリストアップすることです。こんな仕事がいいかなと抽象的に考えていると、なかなかマッチする求人に気付くことができません。どんな企業にもいい面と悪い面があります。
希望内容を具体化してないと、細かくチェックする項目がないため、自分にとっていい面が多い場合も悪い面が目についてしまい合わないと感じやすくなります。
仕事内容・安定性・キャリアパス・年収など優先したい内容をリストアップしてチェックすることで、効率的に求人を探すことができるでしょう。
とはいえ、求人では読み取り辛い情報もありますし、書類選考もあるので少しでも気になったらエントリーしてみるのも手です。
転職エージェントを利用する
企業によっては自社サイトや転職媒体に求人を掲示してなく、転職エージェントにだけ求人票を公開するいわゆる非公開求人があります。
非公開求人は転職エージェントからの紹介でなくては応募ができませんので、非公開求人を確認・応募したければ、転職エージェントを利用する必要があります。また転職エージェントを利用することで転職活動が効率化します。
転職エージェントは、転職希望者と面談をした後、求人紹介・面接の日程調整・内定入社まで転職に関する全てのことをサポートしてくれます。
面談ではプロの目線で自分では気づかない強みを見つけてもらえたり、自分では選ばないような求人を紹介してもらえたり転職の幅が広がります。
在職中に転職活動をするのは、時間が限られているためひとりで一から準備するのは負担がかかります。すべて自分でしたいと思っている人以外は、転職エージェントに頼ってみるのもおすすめです。
面接をする
書類提出して、書類選考を通過すると企業と面接をします。面接は一般的な対面の面接とweb面接があります。
2つの面接対策について詳しく説明します。
面接対策をする
面接の前には、面接対策をしましょう。面接ではよく聞かれるベーシックな質問は決まっています。ですから、面接対策はしっかりと行い準備する必要があります。
よくある質問に応えることができないと、企業に準備不足かコミュニケーション能力が足りないと思われる可能性が高くなるでしょう。どちらにしても、いい印象を与えることにはなりません。
企業からの質問にスムーズに答えられるかどうかは、事前準備で決まります。事前準備で対策をすればできることをしないのは、もったいないのでしっかりと準備しましょう。
また、回答がキチンとしていても服装やマナーが悪いとマイナスの印象を与えてしまうので、気をつけましょう。
Web面接の対策をする
web面接に対応できる対策もしておきましょう。以前からweb面接はありましたが、近年のコロナウイルスの影響で、取り入れる企業が急激に増えてきました。
web面接は日程調整がしやすく、1日に複数の企業の面接を受けることができます。双方にメリットがあり、仮にコロナウイルスが終息した後も今後一般的な面接方法として根付く可能性があるでしょう。
基本の心構えや質問内容は対面の面接と同じです。web面接特有の対策としては、面接中の背景や機材の準備を忘れずに行うことです。
身なりや回答がキチンとしていても、背景に散らかった部屋が見えてしまうと、印象がよくありません。シンプルな壁の前で行うか、見える範囲は片付けておきましょう。また、上半身しかうつらないからと言って、下をパジャマや部屋着の格好はやめましょう。
何かの拍子で立ち上がり、見えてしまった場合はいい印象は与えられないと思います。そのような事態にはならないためにも、対面の面接と同じく全身チェックして挑みましょう。
リモート面接についての詳しい説明はこちらの記事を参考にしてください。
リモート面接に向けて対策!準備するものや服装を徹底解説
リモート面接中にトラブルが起きたら?対処法やトラブルを防ぐ方法を紹介
内定受諾する
内定が決まると企業から、電話やメールで内定が通知されます。その後、内定に必要な書類が提示されます。内定受諾に必要な2つのことを説明します。
雇用契約を結ぶ
労働条件を確認して納得した場合は雇用契約を結びます。企業は内定者と雇用契約を結ぶためには「労働条件通知書」を提示することが義務付けされています。
内定者はその条件を確認して雇用契約書にサインをします。内定が決まっていても、労働条件に納得しない場合は内定を辞退することができます。
雇用契約を結んだ場合も辞退することはできますが、結んだ後の辞退は企業側に迷惑がかかります。雇用契約を決定する際は、この企業で働きたいと納得し意思を持ってから返事しましょう。
必要書類提出する
内定が確定すると、企業から内定通知書または採用通知書が送付されます。企業によっては内定承諾書が同封されています。内定受諾する場合は、添え状を添えて内定承諾書を企業へ発送します。内定受諾後に必要な書類は企業によって違います。
一般的に必要な書類は以下の通りです。
- 年金手帳
- 雇用保険者証
- 源泉徴収票
- 扶養控除申請書
- 健康保険被扶養者同意書(扶養者有りの場合)
- 振込先の届出
- マイナンバーや運転免許書の本人確認
企業によって違うので、確認して準備しましょう。
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まとめ
転職を成功させるためには、転職活動の流れを把握して準備することが大切です。在職中は仕事をこなしながら、空いた時間で準備をしなければなりません。
限られた時間での転職活動を効率的に進めていくには、自分の転職活動をどのようなペースで進めていくかを設定し、計画を立てましょう。
心身ともに無理のない、余裕のある計画を立てて、ぜひ転職活動を成功させてくださいね。